Posted: 27th March, 2018
（Updated: 6th December, 2020）

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オーストラリアは車社会

オーストラリア大陸は果てしなく大きく、交通網が比較的整備されているシドニーやメルボルンなどの大都市を除いては、日常のメインの移動手段は車です。運転するとなるとこんな疑問が沸き上がってきますよね。

●日本で取得した国際運転免許証で可能なのか？
●オーストラリアの免許に書き換えたほうが良いのか？
●日本の免許の翻訳はどうやるの？

そこで、オーストラリア国内で運転するために必要な運転免許についてと、安全に運転するために知っておきべき交通ルールをお伝えします。

ー内容ー

・オーストラリアで運転するメリット  

・オーストラリアで運転に必要な運転免許証の組み合わせ

・国際運転免許証の有効期限は1年 or 3カ月？

・公認翻訳家による英語翻訳を取得する

・QLD州の運転免許証へ書き換える手順

・QLD免許証の内容に変更があった場合

・大事な交通ルールと罰金について

🚨（注）ここでは、クイーンズランド（QLD）州の法律に基づいて説明していきます。他州にお住まいの場合、法律が異なる場合がありますので各州のウェブサイトでご確認ください。

📌オーストラリアで車を運転する前にこちらも復習！

👉オーストラリアで運転する際の注意点 - 交通ルールと高額な罰金

👉オーストラリアの運転免許証をオンラインで更新する方法

  オーストラリアで運転するメリット  

◆通勤には車が便利

ゴールドコースト在住時、公共交通機関と自転車のみで生活していました。学校に行ったり、週末にショッピングセンターやブリスベンなどに行くことは問題なかったですが、学校からバイト、保育園勤務から次の夜バイトへの移動など、時間的にも体力的にもロスが大きかったです。

◆車が無くてもレンタカーで休日のドライブへ

車を買う予定(余裕)が無くても、免許があればいつでもレンタカーで出かけることが可能。行動範囲がグンと広がり豪州ライフが何倍も楽しくなるので、国内で有効な免許証を持つことをお勧めします。

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オーストラリア・QLD州で運転できる免許は以下の3通り；

A)  国際運転免許証＋有効な日本の免許証を必ず携帯

B)  有効な日本の運転免許証＋公認翻訳家（NAATI公認）による英語翻訳を携帯

C)  QLD州発行の運転免許証

🚨（注）QLD州運転免許証(C)を発行された時点から、(A)または(B)でQLD州を運転することは不可になります！

QLD州のウェブサイトにはこう書かれています。

You will need to apply for a Queensland driver licence if you:

●are an Australian citizen with an interstate licence and you have been residing in Queensland for 3 months

●are not an Australian citizen, but before you took up residence in Queensland you were given a resident visa and you have now been residing in Queensland for 3 months

●are not an Australian citizen, but after you took up residence in Queensland you were given *a resident visa and you have now been residing in Queensland for 3 months since getting the visa.

*A resident visa: Not include temporary, business or guardian visas.

つまり、QLD州の免許に書き換える「義務」がある人は、市民権を持っている人及び永住権を持っている人が3カ月以上滞在している場合で、ワーホリや学生ビザなどの一時滞在者には影響がないのです。

そもそも混乱の原因は何だったのでしょうか。他の州では、一時滞在者でも3カ月以上住んでいる場合には書き換えが義務付けられていることもあるから、情報が交錯した可能性も考えられますね。

とにかく、QLD州では一時滞在ビザの方は書き換えの「義務」はありません。
国際運転免許が有効な限りは、A)  国際運転免許証＋有効な日本の免許証を必ず携帯で運転が可能です。

🚨※QLD州以外のエリアにお住まいの方は、各州のウェブサイトで確認してください。

では、国際運転免許の有効期限が切れた後はどうしたら良いのでしょうか。

B) 公認翻訳家（NAATI公認）による英語翻訳を取得

C) QLD州の運転免許証へ書き換える

以上2つの方法があります。

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日本の運転免許証は、どこで英文翻訳してもらえるのでしょうか。

私は領事館まで行くのが面倒だったのでNAATI公認の翻訳家に郵送で頼みましたが、ブリスベン日本領事館で「自動車運転免許証抜粋証明」（有効な日本の運転免許証を有していることを証明する）サービスを行っています。

　必要な書類　

●自動車運転免許証抜粋証明申請書（領事館ウェブサイトでダウンロード印刷可能）
●有効な日本の自動車運転免許証原本
●パスポート原本

　領事手数料　

支払いは現金のみです。
２０１９年４月１日以降の申請分＄２５-　

申請した翌日から起算して３日後（土日・祝日は除く）に領事館で証明書が交付されます。

詳細は👉ブリスベン日本領事館ウェブサイトで確認してください。

自動車免許の書き換えについては、Department of Transport and Main Roads
👉Licensingのページに書かれています。※必ず最新情報をご確認ください。

①最寄りのサービスセンターを検索

②必要な書類を準備して申請

●日本の免許証と公認翻訳証明書
●身分証明書3つ（最低1つは署名があること）ーパスポート / 署名のある銀行クレジットカード / 写真・署名入りの学生証など
●QLD在住であることを証明する書類1つ－銀行や公共機関からの郵便物 / 賃貸契約書

③申請費用の支払い：有効期限を選んで支払い

1 year driver licence $82.15

2 year driver licence $114.55
3 year driver licence $141.70
4 year driver licence $163.95
5 year driver licence $183.95
（ 2020年7月1日現在）

④免許証に載る顔写真を撮影されます。

⑤仮免許カードを受け取り、⑥まで保管・携帯する

⑥本免許証が自宅へ郵送される

免許証を受領するまでは、窓口で発行される仮免許カード（紙1枚です）で運転することが可能ですので、携行することを忘れずに。

 QLD免許証の内容に変更があった場合 

引越して住所が変更になった場合の更新方法は4つの方法があります。
●オンライン
●電話
●サービスセンターへ足を運ぶ
●お手紙を書く

＊オンラインで簡単に変更。下記ウェブサイトで更新が可能です。
👉Update your address or personal details on your licence

　 大事な交通ルールと罰金について 　

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QLD州の運転免許証制度について簡単に説明してきました。もし住所を他の州へ移す場合には、管轄のDepartment of Transportで必要な手続きをご確認ください。

豪州以外で運転する予定がない方で、1年以上滞在する方、またはQLD州の免許が欲しい方は、国際運転免許書を取得せずに、入国後に公認翻訳証明書を取るだけでも良いかもしれません。

では、安全運転で快適なオーストラリアライフをお過ごしください。




☆最後までお読みいただきありがとうございます。Sunshine SpiritライターのYumiです。
何かを変えたい、変わりたいという思いを抱いていませんか。人生の中で分かれ道に立った時に何を選択するか。変えたいという気持ちは、いつでも挑戦する道を選ぶようにと私を後押ししてきました。変化するって勇気のいる選択だけど、そのボートに乗って漕ぎ出したらボートは水の力をかりながら進んでいきます。思い描いていたところとは違う場所にボートがたどり着くこともあるけれど、ヘルプが必要な時には助けの手がやってきます。
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